基本設計の渡辺です。
ecomoは自然素材住宅の会社ですが
それ以外もちゃんとやってます。
先日、埼玉県の住宅構造研究所さんに伺って
耐力壁の「動的荷重制御実験」にお邪魔させて頂きました。
言わば研究室の様な場所ですので通常は中々入れないところです。
9:30~16:00まで色々な試験体で実験を繰り返します。
こちらが一般的な構造用合板12㎜+片筋交いです。
壁が変形する際に逃げ場を失う筋交いが外側へはらみ、その影響を受け
構造用合板が押し出されてクギから外れる図です。
これでは余震には耐えられません。
次は制震装置付。(4種類の試験体)
ハウスメーカーさんも各社、自社製の制震装置を搭載してますよね。
制震装置にも色々なものが発売されていて
正直この中にはあまり役に立たない制震装置もあります。
こちらは制震装置がある試験体の実験後です。
釘の浮き等が若干ありましたが、耐震のみの試験体との差は歴然です。
とにかく情報が錯乱していて施主様にとっては何を選べばよいのか
分かりにくい時代です。
だからこそ供給する立場の私達は確かな情報を自分で確認し
検証し、お客様へ適確にアドバイスできる様に日々精進しています。
ちなみ免震装置は「とにかく地震対策第一!」とお考えで
その為にお金は幾らでも出す!とおっしゃるかたには
良いのではないかと思います。
ecomoはデザインと自然素材のパッシブ設計住宅です。
漆喰(しっくい)・珪藻土・セルロースファイバー断熱などを
使った家造りをお考えの方に多くご来店いただいております。
毎週土日の設計士による間取りとお金の無料相談会は大変ご好評で
お待ちいただく事が多くなっていますので
予約を入れてからのご来店をおすすめ致します。