ecomo流現場管理

設計管理の寺前です。

今回は私が行っている現場管理方法についてご紹介します。

 

ecomoの設計管理(現場監督)はリモート管理という珍しい管理方法をしております。

リモート管理とはその名の通り、現場に行かずに事務所で現場を管理することです。

それも(株)log buildさんの提供するlogwalkというアプリとシステムを使うことによって実現が出来ております。

 

どんなアプリかというと、現地にて職人さんが専用カメラで撮影した360°写真をブラウザで確認出来るという画期的なものです。

↓360°画像(URLから見られます)

https://bazaar.log-system.jp/url-share/603336b4062abe001213a630/DjodImLNK_VPzg59I-ZSQHO-XxAME52g?openExternalBrowser=1

図面に撮影ポイントを登録し、撮影をすることで各地点毎に360°写真の閲覧が可能となっております。

このシステム日々進化しておりまして、今では暗所での撮影も難なくこなせます。

今まで上棟後すぐや外部、職人さんが抜けて照明が無い状況ではとても暗い写真で見え難かったのですが、今ではHDR撮影があるおかげでとても明るい写真を撮ることが出来ます。

↓上棟後すぐの照明無しの現場

工事期間中は360°写真を毎週と特定工程毎に職人さんに撮影をしてもらうことで進捗確認が可能になっております。

↓床貼り(特定工程)

この360°写真をもとに工程とのズレが無いか、納まりが間違っていないか、物の発注タイミングなどを確認しております。

またこちらのシステムは毎週お施主様への進捗共有のレポートなどにも役立てております。

 

 

今まで現場に赴き進捗管理や品質のチェック、納品物の確認をしていましたが、このシステムを使うことにより現場の訪問回数を大幅に削減することで、発注業務などの事務作業に時間をまわすことが出来ました。

ただこのシステムはあくまで進捗管理に使っているので、他の品質などは品質管理部の方による約15項目の検査(職人さんとのリモートによる検査)と行政による検査によって確保されています。

 

リモート管理が出来ているのも職人さんや品質管理部、logbuidさんの協力あってこそなので本当に感謝です。

ecomoに入るまでは現場監督はとてもブラックな印象がありましたが、一気に印象が変わりました。

建築業界でリモート管理が普及し、大手ゼネコンなどでも現場監督が働きやすい環境づくりが実現出来れば良いなと思います。