こんばんは
昨晩のことですが、携帯電話から緊急速報のサイレンが鳴りビックリされた方もいたんではないでしょうか。
私たち家族はとっさに外に出て身構えてしまいました。
湘南地域に住んでいるので今回は何事もなくホッとしたのですが、建築士としては身の危険感じた瞬間でした。
それはなぜかと言いますと、現在の住まいは賃貸で昭和56年以前に建てられた建物で新耐震基準の改正以前の建物なのです。
これはどういう事を指しているかと言いますと、『数百年に一度発生する地震で倒壊する可能性がある』ということを指しています。(震度で言うと6・7レベルのことを言っています。)
現在の建築基準法は耐震等級1が最低基準です。これは『数百年に一度発生する地震で倒壊しない』ということを指しています。
まずこの基準を満たしていない建物なので身の危険を感じ外に飛び出しました。
このことを知っているからこそ改めて新耐震基準の家に住まないとなぁと思った昨晩でした。。
そして思い返すのは熊本の地震ですが、震度6以上の地震が2度もきて多くの建物に被害があり、ニュースで見る限り2度目の地震で倒壊した家も少なくはありませんでした。
こういった何度もくる地震に効果的なのが制振ダンパーなのですが、建物の損傷を抑え、揺れを吸収してくれる作用があります。
・・・なんだか話が長くなってきたので詳しくはまたの機会にご説明できればと思います。ご興味のあるかたは直接ご相談下さい。
基本設計 増田